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あなたの家は大丈夫?キノコは外壁のタイルの隙間から生えてきた!

Back Number38

あなたの家は大丈夫?キノコは外壁のタイルの隙間から生えてきた!

最近よく耳にする【高気密・高断熱】という言葉。国も推奨するものですが、もしこの高気密高断熱の壁の中に雨漏りからの雨水が入ったらどうなると思いますか。

 

雨水は針のような穴からも入ってきてしまいます。その侵入した水が、ビニールシートに囲まれた中から出られるでしょうか。内部はビニールクロスと気密シート、外部は防水紙と合板なので、内部も外部も侵入した水が通る所がありません。さらに断熱材にしみ込んだ水は、まるで保湿剤のようになり、土と同じ環境になってしまうのです。

 

そうすると、何が起こってくるのでしょうか。

当然、木が腐ります。木は本来濡れても乾けば腐りません。しかし、倒木などは地面に接することにより水分を取り込み接した部分から腐っていきます。所謂菌糸に侵された状態です。キノコの菌糸は木が水没してしまうと成長しません。なので昔から杭は木で打っているのです。

壁の中というのは最も菌糸が成長しやすい環境と言えるのです。

なかなか水分が出ていかないという事は、例え一度の台風で水漏れしただけで、菌糸が伸び続けるということです。

更に暖房と断熱によって寒くならず、菌糸が一年中伸び続けるのです。言うならばきのこの促成栽培状態です。

最も早く木が腐ったと言えば、二年で木がぼそぼそになったものが実際にあるのです。

その家は外壁タイルの間からきのこが生えてきたと相談がありました。

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外部にきのこが生えたという事は、本来ならば通過しないはずの防水紙を、菌糸が簡単に通過した証拠です。

透湿防水紙は湿度を通す分のミクロ穴が空いており、そこを菌糸が通過しているのです。

そして合板に菌糸が入り合板をも浸食し、合板に残っていたのは接着剤だけです。この接着剤の層が壁の中で保湿の役割を担ってしまうのです。そして合板と合板のわずかな隙間から『ウスラヒラタケ』というきのこが発生したのです。ウスラヒラタケは本来広葉樹のみに生えますが、なぜ針葉樹に生えてしまったのか。

本来、針葉樹の中にはたくさんの樹脂が含まれます。字のごとく木の油なわけですが、木が乾燥すると水分が飛び樹脂の塊となって木に残ります。この状態が、琥珀や油絵具と同じものになるのです。

琥珀や油絵は腐るでしょうか。実はこの樹脂によって針葉樹は昆虫や菌類から守られていたのです。

 

そこで材木屋は反らない・狂わないという目的の為にキルンドライ(高温乾燥)を供給しはじめたのです。今は殆どの住宅の材木がキルンドライ【KD材】です。

 

樹脂は100度以上になると、水と一緒に沸騰して木から出ていき、揮発してしまいます。

残った木は植物繊維のみの無毒に近い状態となり、その木は濡れてしまうと菌糸が繁殖しやすくなります。上記でも述べたように乾かない構造の家は、一度雨漏りをすれば終わりなのです。

そうすると、何が何でも雨漏りさせないためにメーカーは10年に一度のメンテナンスを保証という名を利用して強要してくるのです。

 

10年の保証内容はコーキングと防水です。その費用なんと200万円はくだらないのです。住宅ローンや教育費を払いながら、10年に一度200万円以上支払わなくてはならないのです。

そんな予算、住宅を建てる際の人生設計とローン計画に盛り込むでしょうか。もし10年以上家をメンテナンスしなければ、壁に入り込んだ水により建て替えとなるでしょう。

 

寿命が短く、しかも高額のメンテナンスを必要としている家をなぜ国は推奨しているのか。それはズバリ、日本経済のためです。せっかく住宅を作ったのであれば、子や孫の代まで使える財産にしたいのではないでしょうか。年々メンテナンス費用がかさむ家は子供にとってただの金食い虫と同じです。そして子供の代でまた建て替えをしてしまうのです。そうすると固定資産税も最高額になり、国の税制も潤うのです。

 

シックハウス症候群の原因となる有害な化学物質を使わない「無添加住宅」を開発した秋田憲司さんの連載コラムより

 

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