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    どちらが本命!? 注文住宅vs建売住宅!

    どちらが本命!? 注文住宅vs建売住宅!   一戸建て住宅を購入する際に比較検討する対象となる、注文住宅と建売住宅。それぞれどんなメリット・デメリットがあるのか、紹介しています。     ■人生の最大の買い物ともいわれる、マイホーム購入。 そこには戸建てかマンションか、という選択肢がありますが、戸建てを選んだ方にはさらに、注文住宅か建売住宅か、という悩ましい選択肢が出てきます。 そこで、今回は注文住宅と建売住宅、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて紹介していきます。   ■注文住宅の特徴とメリット 注文住宅とは、読んで字のごとく、自分の好みの仕様をハウスメーカーや工務店に伝え、それに沿って建てる住宅のこと。オーダーメイドの住宅、と言い換えることもできます。 ゼロから作り上げていくため建設期間はある程度かかりますが、その分、それぞれのライフスタイルに合った無駄のない住宅ができ上がります。 建売住宅とは違い、建物と土地を別に買わなければならない分、選べる土地の選択肢も広が

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  • Back Number28

    今の住宅が30年持たない理由 壁が家の寿命を短くする

    今の住宅が30年持たない理由 壁が家の寿命を短くする   知ってますか? 新築しても10年経てば、外壁を補修しなければいけないのを! え、10年で!?と思われるかもしれませんが、それも当然かもしれません。 家を売る方は、外壁は10年しか持ちませんなんて言いませんしね。 では、なぜ補修しないといけないのでしょう? それはサイディング板を接合するシーリング(コーキング)が10年でダメになるからです。 なんだシーリングぐらいとあなどってはいけません。 そのまま放っておくとシールが破れて、そこから水が入って構造材が腐り、 家の寿命があっと言う間に短くなってしまうのです。 しかも、10年で家の保証は切れているし、一般の住宅ならシーリングの補修費に150万円ぐらいはざらにかかってしまう。 シーリングに寿命が来ると、次に外壁のサッシまわりからも水が侵入してきます。 サッシは防水テープで施工されていますが、劣化した防水テープの交差する一点の隙間から、 毛細管現象で壁体内に水が侵入するのです。

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    スーパー省エネ素材「漆喰」

    土や石や木と共に、古来より世界中で使用されてきた建築素材「漆喰」。 一般に紹介されている優れた特性として、耐火性、調湿性、抗菌性等々がありますが、今回は少し違う側面から漆喰を考えてみたいと思います。 では、ここで問題です。 右図のようなAとBの容器が2つあります。 さて、熱いお茶を入れておくなら、どちらが熱さを長く保てるでしょうか? 答えはBの白い方の容器です。 黒く荒い表面の容器では熱いお茶は早く冷め、冷たいビールは早く温まります。 では何故か説明しましょう。 熱は、伝導・対流・放射という3つの伝わり方で広がっていきます。 伝導は物質の中を熱が温めたところから順に伝わる伝わり方で、対流は、温められた液体や気体が移動することで起こります。 放射は、熱が光と同じように真空の空間をも伝わっていく伝わり方です。 だから、真空の宇宙空間を通って地球に到達する太陽の熱は、伝導や対流ではありません。これが、放射です。 熱くなったフライパンに手をかざすと熱を感じる。これも放射です。 空気が対流してフライパンから手に

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  • Back Number26

    昔とは違う、現代の住宅火事の恐ろしさ

    地震・雷・火事・親父 これは怖いものの代名詞として昔から言われてきました。ちなみに親父とは大山風(おおやまじ)がなまったもので台風のことだそうです。 昨年は、地震、台風と災害の年でしたが、その恐ろしさについては皆さんも周知のとおりです。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。 実は、当社も阪神大震災で被災しました。地震の恐ろしさについては次回お話ししたいと思いますが、今回は現代の住宅火事についての恐ろしさをお話しします。 ここに興味深いデータがあります。下の図は、火災の発生件数と死亡者を表したものです。 今でも毎年2000人近くが亡くなっているのです。火災の発生件数は1970~1980年をピークにその後少しずつ減っています。理由は、建物の耐火性能が進んだからでしょう。 しかし、なぜか火災による死者は減っていないのです。そして、昔と比べて出火件数と死者数が逆転しています。これは、1件の火事に対しての死亡率が非常に高くなったと言うことです。 どうしてこうなったのか? 国は、「住人の高齢化による逃げ遅れ」それが急増していることが原因だと

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  • Back Number25

    農薬とダイオキシンの関係

    油に溶けるか、水に溶けるか。この違いが、体内では大きな違いになります。   体内複合汚染の原因物質は、そのほとんどが油に溶けるもので、人間は、油に溶ける物質を栄養だと思って自分の脂肪に溜めるのです。ちなみに、ホルムアルデヒドは水に溶けます。   畑や田圃にまかれた農薬、PCB、ダイオキシンなどの大量の化学物質は、川から海に流れて海の生物に蓄積され、そのその植物連鎖の頂点に近いマグロやクジラの脂身の中にはこれらの物質が相当溜まっています。それを最後に人間が食べるので、私たちの体内の脂肪にはこの種の化学物質がいっぱいなのです。   妊娠した女性は、胎盤を通して赤ちゃんに栄養を与えなければいけませんが、そのとき母親の胎内の脂肪に混ざった化学物質も赤ちゃんの体に入ります。そして、これらの物質は全部脳神経に影響する物質です。断定することはできないにしても、必ずなんらかの影響はあるはずです。   脂溶性物質と赤ちゃんの体の関係について参考になる実験が、インターネットの「花兄園 実験室」というサイトにありました。

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  • Back Number24

    接着剤の寿命とその毒性

    皆さんは、現代の建築などで利用している接着剤がどんなものかご存知ですか? プラスチックを有機溶剤というもので溶かしてドロドロにしたもの、これが化学接着剤です。   それを使って木を貼ると有機溶剤が揮発して元のプラスチックになります。   図に示したように、2枚の木の小さな穴にカギのようにプラスチックが挟まっているような状態です。 ただし、木と木に挟まれている有機溶剤が残ったままになっているので、その有機溶剤がゆっくり出てきて室内の空気を汚染することになるのです。   ここでいう有機溶剤とは、ベンゼン環を含んだ脂溶性物質のことで、わかりやすくいうとシンナーなどです。   私たちがシンナーをたくさん吸うと、それは脳を侵して萎縮させてしまいます。 今の新建材は、板という板は合板です。ドア、キッチン、洗面所、風呂・・・。 なにもかもプラスチックとプラスチックの接着剤を使って作られているのです。 構造材まで接着剤だらけの住宅メーカーもあります。   この接着

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  • Back Number23

    サイディングの壁とカラーベストの屋根について

    最近のハウスメーカーの外壁はサイディングが主流ですが、このサイディングを施工する時、目地をコーキングで防水しなければいけません。 皆さんは、コーキングが何十年もつと思われますか?   外部のコーキングは、酸性雨や紫外線にさらされボロボロになり、多分15年くらいで寿命がきて、やり替えが必要になると思います。   たかがコーキング、と軽く考えてはいけません。補修しないと切れたコーキングから水が中に入って構造材が腐ってしまいます。また、費用もばかになりません。足場を組み、けっこう大がかりな工事になり、ハウスメーカーなら150万円はかかるでしょう。   もしその時、ローン返済や教育費などでお金がたまっていなかったら補修できなくなってしまいますね。   そして今度は、いま多く使われている屋根のカラーベストの色がはげてきます。 この塗り替えも20万~30万円はかかるでしょう。そして築後25年になるとこのスレートの屋根の色がまたはげてきて、ふき替えが必要です。   30年になると

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