家の中で森林浴という贅沢
無垢材とは自然の木そのものです。天然素材にこだわった無添加住宅の家の中は空気がおいしく、まるで森林の中にいるかような心地の良い空間です。天然木は時間が経てば自分の油で美しくなっていきます。無垢の木は、季節によって反ったり隙間が出来ることもありますが、それは木が呼吸をしている証拠なのです。そしてゆっくりと色に深みが増していき、ぴったり肌に馴染む手触りになってゆくのです。そんな変化をじっくり楽しめるのも、天然無垢材の魅力の一つです。
天然の木目と色彩が創る [オリジナル床材]
自然の中で育った無垢材の表情は様々です。
一本として同じものがないことを、短所ととらえるよりも自然の造形の美しさとしてお考え頂きたいのです。
大量生産ではなく、じっくり年月をかけて育ってきた天然材だからこそ、ぬくもりと安らぎを人に与えることができるのです。
AJホームでは、色や硬さ木目にそれぞれの美しさを持つムクの床材を各種取りそろえています。
燻蒸処理はしていません。
だから安心です。
東南アジア産の輸入材料は防虫・防カビのために燻蒸処理を行うのが一般的です。表面処理だけではなく薬剤が加圧注入されていることもあります。
だからムク材といっても全ての製品が安全であるとは限らないのです。
無添加ムク材は燻蒸処理を行わず、70度位の高温釜に1週間程入れて防虫防カビ処理を行います。また出荷するまでに冷凍殺虫も行っております。人や環境に有害な薬剤を使わないので安心・安全な無添加ムク材です。
調湿機能があるからこそ、
床なりも自然な現状です。
ムク材は、季節によって床のスキ間が開き、踏み音が出る場合がありますが、特別不快な音ではないと思います。
空気中の水分が季節により違うためムク材がそれを吸収したり吐き出したりするために起こる現象です。ムクの木にとってはとても自然なことなのです。
室内の湿気を調整してくれるありがたい特性です。
逆に、一年中どの季節も全く変化しないことを木材に求めることは、本来とても不自然なことです。
ムク材は呼吸しています。
だから完全無塗装。
今までは汚れ難くするという理由からウレタン塗装が望まれました。
しかし本来ムク材は塗膜塗装をしないで使ってこそ、その良さが現れるのです。それは調湿機能が働いてくれるからです。ウレタン塗装などで塗膜を作ってしまうと湿気を吸いにくくなります。
水分による変形は起こりにくくなりますが、ムク材の持っている優れた特性は殺してしまいます。
無添加ムク材は無塗装が基本です。
お客様からよくいただく「フローリング・家具・建具」にまつわるご質問を紹介します。
-
カーペットは敷かないのですか?
- カーペットはしきません。カーペットの毛にゴミがからみつき不衛生ですし、カーペットを貼り付けるボンドも問題だからです。同じように、クッションフロアも貼り付けるボンドが問題なので、使用しません。
-
フローリングはどんな種類があるのですか?
- 無添加住宅のフローリングは、全て無垢の無塗装です。種類は豊富にそろえており、樹種によって色合いや硬さも異なります。
-
無垢フローリングは、そったりしないんですか?
-
どちらかというとそるというより縮みが起こる場合があります。また、音鳴りもすることがあります。
逆に、こういったことがおこらない木の方がおかしいことに気づいてほしいのです。天然の無垢材だけがもつ自然の風合いの良さはこれに勝ると思われます。
なによりもボンドまみれになっている合板のフローリングを敷き詰めるより、なにも混じっていない無垢のフローリング(伸びたり縮んだりする生きた木)のほうが、長く住まわれるのでしたら良いのではないでしょうか。
-
無垢フローリングに床暖房は使用できますか?
- もちろんご使用いただけます。しかし、熱による収縮は大きくなるため、通常よりも隙間が大きく開くことがありますので、その点をご理解いただいた上で、ご使用ください。
-
床の目地はどれくらい開きますか?
- 季節によりますが、特に冬場は1mm~3mmくらい開く可能性があります。逆に、梅雨時期はふくらむ場合もあります。天然素材の為、お客様の使用の仕方で違いがあります。
-
無垢フローリングのメンテナンスはどの程度必要ですか?
-
フローリングはお引渡し後、無添加ワックスを塗布していただくことを推奨していますが、浸透性ですので、住まい始めてすぐに表面が磨耗します。剥がれていくことはありませんが、撥水性や汚れ防止を保つためには、お客様でのメンテナンスが必要になります。
表面がガサついてきたり撥水しなくなると無添加ワックスを上塗りする必要がありますが、あまり頻繁に塗りすぎるとベトつく場合がありますのでご注意下さい。
このある程度メンテをしないといけない、また伸びたり縮んだりするというのが、合板のフローリングと決定的に違うところです。しかしこの点こそが、年月が経ったときに差が出てくる大きな点です。
従来のプリント合板や樹脂で固めたれた材料は、新築時から年月が経つにしたがって紫外線などによりどんどんと劣化していきます。「風合いがでる」のではなく、劣化していくのです。
これに対し、無垢フローリングの良さはどんどんと「風合い」が出ていきます。
同じ年数を経ても雰囲気が出てくるお家と、ぼろぼろになるのを避けられないお家と考えたとき、我々は次世代に自慢できるような雰囲気が出ているようにしたいと願っています。
マメに床拭きが出来るご家庭でしたら水ぶきだけでも問題はありません。そのかわり水ぶきだけの場合、当然汚れやすいので注意が必要です。古いお寺などを連想していただくと分かりやすいと思うのですが、縁台などはピカピカしていると思います。それは小坊主さんらが毎日雑巾がけをしているからです。最終的に使用し続けて磨いていくと表面も光沢が出るように変化していきます。
-
無垢フローリングって凹まないんですか?
- 無垢フローリングは、物を落としたりすれば当然凹みます。
ですが、木の特徴として元の形に戻ろうとする形状記憶機能があります。
引っかき傷のようなもので繊維質が傷ついたものは別ですが、重いものを落としたときにできる傷跡などは
水を含ませることによって徐々に木材がはじめのように戻ろうとします。
水を含ませた後、アイロンをあててあげるとより早く凹みが戻ります。
これで、お子様が凹ませても安心ですね!
-
木材に色はつけられるのしょうか?
- 着色することは可能です。もちろん科学塗料ではなく、自然の物を使用します。
しかしながら、自然な素材で着色するのには、色に限界がありどんな色でも付けられるわけではありません。
当社では柿渋や、ベンガラを焼酎と豆乳で薄めたものを塗料に使ったりします。
-
洗面台もオリジナルなんですか?
-
もちろん洗面化粧台も無添加住宅オリジナルになっており、
天板にはキッチン同様に天然石、キャビネットは米のり集成の板が
標準仕様になっています。
鏡も自由に選ぶことができるので、お洒落な洗面で身支度ができますね!
-
天然の木材を海外から輸入する際に殺虫・殺菌処理を薬品で行っているのでは?
-
当社の天然木材はインドネシアなどから輸入しております。
普通は薬剤注入や薬浴を行いますが、当社は高温で蒸気殺菌し、さらに輸入する際には-20°Cの冷凍コンテナで運んで殺虫していますので化学物質は一切使用しません!
スタッフが原木林から製材所、加工所、現地でのコンテナの積み込み、日本についてからのコンテナ開封作業の確認を一通りしておりますので安心です。
しかし、当然何も処理をしていないので、建築で使用した際は柿渋やホウ酸などで防虫処理を施すのが無難です。これは日本の国内の材木を使っても同様です。
東南アジアのものであるからやられやすい、日本のものは食べられないということではありません。
-
玄関扉は天然木ですが、腐らないですか?
- 玄関扉は扉厚さが通常より1.5倍ほどの厚さ(7cm)で、しかも天然木に柿渋塗装を施したり、
防腐対策を行っており、腐りにくくなっています。
他の外部に面している木部に全て言える事ですが、引渡し後1年経過した時に
もう一度柿渋を上塗りするとより一層防腐効果があります。